教育

医学の学習は、人体の構造を学ぶ解剖学が基礎となって広がっていきます。解剖学は人体の構造を網羅的に学ぶだけでなく、人体の構造がもつ意味を統合的に学びます。つまり、人体のさまざまな機能を支える構造として、個体発生と系統発生により形作られた構造として、そしてこの世に一つとして同じもののない個性的な構造として、人体の構造の持つありとあらゆる意味を、人体の解剖を通して学んでいきます。

講義・実習など

解剖学

解剖学の授業は、2年生(M2)の4月から7月まで行われます。人体解剖実習が43回(午後2コマで1回)で、解剖学教室の全員が担当し、4パートに分けて行います。講義は24回を、実習に並行して行います。解剖学に関連する行事として、白梅会総会と系統解剖遺骨返還式があります。

骨学(講義・実習)

1年生(M1)で行われる骨学の講義と実習を担当します。実習は教員全員が担当します。

発生学(講義)

2年生(M2)で行われる発生学の講義を一部担当します。

基礎ゼミナール

3年生(M3)の6月~7月に実施されるゼミにおいて、肉眼解剖学、3D超微形態解析、解剖学史に関する研究・発表指導を行っています。ゼミ終了後も研究活動を継続することが可能です。

基礎研究医養成プログラム

プログラムに登録している学生の研究・発表指導を行っています。主として糸球体の3D超微形態解析に関する研究に取り組んでおり、このうち2名には基礎研究医養成プログラム奨学金が貸与されています。